意味の無い話、の話。
今度煙の出ている煙突から飛び出してきたら、殺すよ。
猫に言われて君は頷く。
本当はそんなこと思ってない。
今度リンゴの木を降って登校したら、殺すよ。
猿に言われて君は頷く。
分かった、分かったよ。
もうそろそろ流星群の通る時間だから、殺すね。
鯨に言われて君は頷く。
もうそろそろってあと何百光年先なんだ?
あー、疲れた!紅茶はもういらないよ。だからサンタベアーを抱きしめるよ。
さようなら、明日。こんばんは、昨日。
月は役目を終えてご帰宅でしょうから、太陽の神殿でユピテルにお願いするよ。
「モップがけが上手になりますように!」
と、以上のような意味の無い話をしていたら、疎外感を感じられます。
と、笑いながら教えてくれたあの人は、今日もどこかで笑いながら意味の無い話に花を咲かせているのでしょう。