はじめました。

デカダンスとは、19世紀末に興った文化史上の動きです。

世紀末だー!世も末だー!みたいなザワザワ感、なんかいいことってあんまりないし、世界では不幸がいっぱいあるのに、なんでも神にすがってりゃなんとかなるのかよ?そもそも神なんてほんとにいるのかよ?っていう心細さに耐えられなくなって、自由に、退廃も無秩序も罪も罰も、ぜーんぶひっくるめた人間が美しい!そしてそれを表す藝術こそ全て!っていかれちゃった思想のことをいいます。大体そんな感じ。退廃的、ニヒリズム、耽美主義。大体そんなとこ。
「つーか、何にも規制されない藝術がサイコーにクールじゃん?酒に溺れて見る夢は天国より全然イケてんじゃん?」とランボーは酔いどれ、
「神は死んだ!」とニーチェが叫び、
「永遠には手に入らない、一瞬の輝きにこそ魅せられる」と誰かは感じ入るのです。

デカダンスという動きは矛盾を孕んでいるのです。
退廃を求め、人間であることを憂い、夕日が沈む一瞬の輝きに憧れながら、流れる血の鮮やかさに酔いしれながらも、そういった退廃のあとに残るであろう自分の中の最も美しい何かを見たいと切に願っているのです。
けだるそうに見えて、実は情熱的なのです。
死にたいと言いながら、生きたくてたまらないのです。
人間なんてくだらないと思いながら、人間への愛で狂いそうなのです。

・・・と、こんな風に書いたのは全部適当です。
あたしのデカダンスです。パンクもポストパンクもヒッピーも内包してしまいます。同じような流れですもの。

とにかく、そんな逆説的思想を踏まえて、けだるくこっそり書いていこうと思います。
あまり頻繁に更新するつもりはありません。