アイスココア

アイスココアとメンソールでチョコミント味だ。


頭はいつも間違える。
言葉はいつもあやふやだ。
心はいつも疑っている。
身体はただ瞬間に正直だ。



ずっとずっと確かなことは「在った」ということ。


ただ、アイスココアとメンソールでチョコミントの味がしたと感じた自分が在った。
ただそれだけの朝だった。


それはとても悲しくて、ファニーで、乱暴な味がした。
言葉はいつもあやふやだ。


「美味しい?」
「美味しいんじゃないかな、だって甘くてスッキリするよ。甘いのも涼しいのも好きなんだ」